注意事項

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後加工における注意事項

後加工における注意事項

後加工について

弊社の後加工は、繊維の熱可塑性を利用した加工になるため、セルロース系の生地への加工は得意としません。そこで、樹脂加工することにより形状保持性を持たせることもできます。また、もう少し生地に張り感を持たせたい時などにも、樹脂加工することにより硬さを変化させることもできます。

加工用生地について

弊社は加工のみの対応とさせていただいています。加工用の生地は、全てお客様の手配にて支給していただきますようお願いいたします。
生地がご用意できない場合はご相談ください。

堅牢度について

弊社の各種加工において、熱可塑性を利用するために生地に高温を加える工程があります。その為、染料の繊維表面へのブリードや仕上げ剤の溶出等、不安定になりやすいです。また、高温により繊維自体も脆化する場合があります。その為、加工前の染色堅牢度と比べて劣化する可能性があります。予めご了承ください。

各加工の耐久性について

カレンダー加工の光沢、エンボス加工の柄、シワ加工のシワ、ピンソニックによる溶着力等、各加工の加工効果は恒久的なものではありません。使用によるものや、家庭洗濯や商業クリーニングにより、加工効果は次第に劣化していきます。予めご了承ください。
※取り扱い表示についても注意願います。

色目の変化、移染

加工時の高温により、染料のブリードや昇華などが起こり色目が変わる場合があります。また、タテジワ・キャッチジワ加工では、生地の表面が擦れ合う工程があるため、特にプリント生地の場合、プリントが生地の別部位に移染したり、ぼかしのように色が周りに拡散したりすることがあります。

加工ロスと上りm数

加工工程において、生地の繋ぎ目のジャンプや加工条件の確認の為の試験加工により、生地のロスが発生します。予めご了承ください。

規格(物性)の変化

各加工工程においてテンションが掛かります。特に長さ方向に引っ張りのテンションが掛かることが多いです。その為、生地巾が変わることがあります。特にストレッチのある生地は、巾が狭くなります。

・シワ加工、ピンチング加工、プリーツ加工

タテジワ加工は、シワの起伏をつけた分だけ仕上がり巾が狭くなります。キャッチジワ加工は、長さも巾も仕上がりm、巾ともに短く狭くなります。ピンチング加工は、立体的につまむので、長さ方向に12~15%程度短くなります。プリーツ加工は陰ヒダなどプリーツの規格の分だけ仕上がりは短くなります。その分生地代も多く必要になります。例えば、50m投入されても、20m程度の上がりmになる場合もあります。ご注意ください!

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