Q&A
後加工とは、どんな加工?
原糸が織られたり編まれた後、染色加工が行われて生地が生産されます。こうして生産された生地の表面をプレスや超音波などで見た目を変化させたり、生地に熱を加えて質感を変える加工を後加工(特殊加工)と呼びます。生地にする前の繊維そのものに機能を持たせることと対比して、『生地の後加工(特殊加工)』と表現されています。
どんな生地でも加工できますか?
弊社の加工は、繊維の熱可塑性を利用した加工が主です。その為、ポリエステル等の合成繊維が最も適しております。その他、T/C等の綿混素材などは、混率と糸構成(混紡、混繊)などによっては対応できる可能性があります。またこの条件を満たさない繊維であっても加工している事例が豊富にあります。お問合わせいただければ、可能かどうかを判断いたします。また、試験加工も実施しておりますので、お気軽にお問合わせください。※試験加工は有償になります。
>熱可塑性とは
天然素材(綿・麻)でも大丈夫?
加工の種類によっては可能なものもありますが、天然繊維には熱可塑性がないため加工後の形状の保持性がありません。
お問い合わせいただければ、可能かどうかを判断させていただきます。
複数の加工の組合せはできますか?
できます。例えば、「カレンダー加工」+「エアーフロー加工」の組合せで、マイルドな光沢感を持つビンテージ調に仕上がります。他にも、弊社の強みである複数の加工を組み合わせることで、更にオリジナル性を高めることができます。
>『 MARUYA加工+(プラス)』~複合加工~
製品、パーツにも後加工できますか?
申し訳ございません。弊社では、製品へのエンボス加工、カレンダー加工等が可能な設備を有しておりません。反物での連続加工のみとなっております。
例1)トレーナーの前見頃の胸部分にエンボスできますか?…
例2)製品の指定の位置にパンチング加工出来ますか?…
小ロットでも加工できますか?
1反からの小ロットにも対応しています。
※加工単価は数量によって段階的にかわります。
但し、加工の種類によって最小ロット量が異なります。詳しくはお問い合わせください。
価格は、どれ位からできますか?
加工の種類や、加工する量によって価格が異なります。
加工賃については、①加工の種類 ②素材(混率、生地巾、織物or編物、ストレッチ性は?等) ③加工数量 ④色展開 ⑤使用目的 ⑥加工条件等、様々な要因により異なります。詳しくは、①~⑤をご確認の上、お問い合わせください。
納期は、どれ位かかりますか?
弊社は短納期に対応しております。できるだけお客様のご要望に応えられるようにいたします。
ただし、加工内容や加工量によって納期を設定させていただきますので、打ち合わせのうえ、納期を決めさせていただきます。
いろんな加工を試せますか?
試験加工を承っています。まずはメールまたはお電話でご連絡ください。ヒアリングをし、加工したい生地を送っていただければ、ご要望の加工を行いご返送いたします。
試験には費用はかかります。あらかじめご了承ください。
加工サンプルを見てみたいのですが、送ってもらえますか?
基本有料になりますが、スワッチ程度であればお送り出来ます。(別途送料は申し受けます)。サンプル希望フォームよりお申込み下さい。
なお、加工の種類が分からない場合は、その使用目的をお教えいただければ、こちらからご提案させていただきます。内容を精査して、最適なサンプルを送らせていただきます。
サンプル請求へ
堅牢度はどうですか?(品質試験について)
お客様から加工依頼をいただく生地は、千差万別で、例えばポリエステル100%の生地にエンボス加工といっても、生地が違えば糸、織編組織、染料、仕上げ剤などそれぞれ違いがあります。その為、同じ柄のエンボス加工でも、品質も柄の見え方も変わります。よって、生地が違えば堅牢度の等級も変わるため、一概に「エンボス加工後の移染堅牢度は、4級です」とお答えすることができません。
また、日々加工する生地は多種多様なため、品質試験は実施しておりません。個別のご要望がありましたら、外部機関へ有償にて対応させていただいております。